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結婚披露宴のスピ−チを頼まれました

ご相談内容

私は人前で話をするのが苦手です。顔見知り、仲のいいメンバ−での会議は
緊張せずに発言出来ますが、上司・多人数になると極度の緊張、
顔が赤くなり、声も手も震えが止まりません。

今度、会社の後輩の結婚披露宴のスピ−チを頼まれました。

毎日、失敗したらどうしよう、後輩の顔つぶしたら、どうしようと考えて、
かなりのストレスになっています。
お祝い事なので断る事も出来ず、
でも、してあげたいとゆう気持ちで混乱しています。
会社の上の方も来られますので、自分の立場・後輩の立場を考えると、
かなりのプレッシャ−になってます。
落ち着いてスピ−チするにはどうしたらいいのでしょうか?
今は仕事も何もかもに自信がもてません。人と接するのも怖いです。

質問文は、いただいたものをほぼそのまま引用させていただいています。

 

とてもよくあるタイプの相談なので
自分自身のケースに当てはまる人も多いのではないかと思います。

 

まず、
顔見知り、仲のいいメンバ−での会議は
緊張せずに発言出来るが、上司・多人数になると極度に緊張する

ということから考えてみましょう。

 

いわゆる、おさらいという感じになりますけど

どうして緊張するのかというと

簡単に言うと、日常と異なる状況だからです。

 

分かりやすく言うと
「慣れていないシチュエーション」ですね。

 

こういう状況、シチュエーションというものは
誰でも、大なり小なり緊張します。

 

そこまでは普通です。

というか、緊張を全く感じないという方がある意味異常です。

 

こちらの記事に詳しく書いていることですが

緊張感を感じる時というものは
何かに集中する必要がある時ということです。

 

日常と異なるシチュエーションでは
普段と違うことをしないといけないということで
その行為に集中する必要があって
緊張感を感じるということです。

 

さて、ここまでは普通に誰にでも起こる現象です。

 

問題は、必要以上に過度に緊張するということです。

緊張度というものは集中度に比例します。

 

周りが見えなくなるほど何かに集中してしまうとものすごく緊張度が高くなり

それによって、あがりの症状が引き起こされてしまうということです。

 

一から説明すると非常に長くなるので
あがりのメカニズムについて詳しくはこちらを読んでください。

 

そして、あがり症の人があがってしまう時に
共通して集中してしまうことがあります。

 

一言で言ってしまうと

「自分自身の体裁」です。

 

相手のことを心底考えていると言うかもしれません。

が、よく考えてみてください。

 

本当にそうですか??

 

こう言ったら、相手に失礼じゃないか?
こんなことしたら、相手に迷惑じゃないか?
失敗したら、相手が困るんじゃないか?

 

というような場合、

何をチェックしているかというと

 

自分自身の行動をチェックしているわけです。

自分の行動、言動は大丈夫だろうか?
と自分自身の体裁をチェックしているわけです。

 

そして、相手がどう思うか?どう受け取るか?ということは
その場で自分勝手にいろいろ考えても、絶対に答えのでないことでもあり

いくらでも自分自身で、その考えの中に入り込めてしまいます。

いくらでも不安になれるということです。

 

自分自身のことばかり考えていると、周りが見えなくなってきます。

周りが見えなくなると、どんどん一つのことだけ、

つまり自分の体裁だけ考えるようになります。

 

つまり、一つのことにどんどん集中してしまっているということです。

 

それによって、緊張度がどんどん高くなります。

 

なぜか?というと

 

どんどん不安になるからです。

 

不安になると、自己防衛本能から緊張度が増してきます。

結果、あがってしまうということですね。

 

メカニズムはともかく

じゃあどうしたらいいんだ?という話ですが

 

人間の脳というものは、基本的に活動を止めることはありません。

寝ているときでもどんなときでも
基本的に死ぬまで活動を止めることはない

ということは周知の事実です。

 

つまり、

気になっていることを気にするなというのは
結構、無理な話なんです。

 

あがり症の人はよく

思考停止状態になって、何も考えられなくなる
といいますが、それは間違いです。

 

関係ないこと、どうしようもないことを考え続けている

というのが実際に起こっている現象です。

 

あがってしまった時のことを
思い出してみてもらうと分かると思いますが

 

「どうしよう、どうしよう」とか

「緊張するな」とか
そのようなことを何かの呪文のように考え続けていませんでしたか?

 

そんなことだけを考えていて、周りが見えなくなっているから

どんどん緊張するんですね。

 

とは言っても
先ほども言ったように、考えるなというのは無理な話です。

その空白を作ること自体が難しいからです。

 

ですので、別のことに意識を向けるわけです。

 

さて、質問者さんの場合は何でしょうか?

 

結婚披露宴のスピ−チは、何のために行うんですか?

 

もちろん、質問者さんのあがり症克服のためではありません。

質問者さんは何のために、スピーチを行うんですか?

もちろん「あがらないため」ではないですよね?

 

しかし、

現在、結婚披露宴のスピ−チ
という行為に対しての、一番の目的が

 

「あがらないこと」
「うまくスピーチすること」

になってしまっていると思います。

これは間違っていますよね??

 

結婚披露宴のスピ−チ、私は

自分の気持ちを伝えること

が一番大切な目的だと思います。

 

そして、これは自分自身から意識を外すということにつながります。

 

自分がちゃんとできているかどうかをチェックする

あがりやすい状態に陥るということから逃れやすいということです。

 

基本的に

自分の体裁のことは考えない
その代わりに本当の目的のことを考える

 

「どうしよう」ではなく
具体的に「どうするか」ということを考える

 

「上手くできなかったらどうしよう?」
という答えの出ないことで悩んでいる暇があったら

 

「上手くやるために具体的にどうするか?」
ということを考えるべきです。

 

一応、言っておきますが

上手くできる=緊張しない、ではありません。

 

上手くできる=本来の目的を達する、が正解です。

 

また、

緊張しなければ上手くできるという考えは間違っていて

 

上手くやるために何が必要かが分かっていると

必要以上に緊張しないということなんです。

 

本来の目的はコミュニケーションであり
自分のパフォーマンスの評価をしてもらうことではない

ということは忘れないでください。

 

ここまでに書いたことが最も大事なことです。

これは絶対に忘れないようにしてください。

 

 

さて、スピーチということで少し具体的な話をしましょう。

 

スピーチというからには
事前に準備と練習ができる時間があります。

これは必ずやってください。

 

緊張さえしなければ
とか、わけの分からない希望は止めて
というか、その考えが間違っているんですけど

ともかく、事前準備と練習は必ずやってください。

 

スピーチの得意な人でも事前準備と練習はします。

苦手ならなおさらです。

 

まず、台本を作ってください。

何を伝えたいのか?ということを忘れずに。

 

できれば、台本は数パターンあった方がいいです。
その方が気持ち的に楽ですし
本番直前、もしくは本番の最中でも融通がつくからです。

 

練習は鏡の前で行うといいです。

台本は暗記してしまうのが基本です。

 

さて、本番。

台本を暗記していてもメモを作って持っていてください。
メモを使うのは、披露宴スピーチでは普通です。

 

ダサイと思われるとか、自分の体裁に関することは忘れて
メモは持っててください。使う使わないに関わらすです。

 

例えば、最初にマイクの前に立った時に

「え〜、アドリブは苦手なんでメモを作ってきました。」

とか、話し始める前に間を作るのにも役立ちます。

 

メモを読むのではなく、
自分で内容を思い出しながら話すという感じがいいです。

 

メモは、所詮メモです。
自信がなくなったときの手助け程度に考えた方がいいです。

 

最初に「緊張してます」と言ってしまうのもオッケーです。

 

披露宴スピーチとは、緊張するもんだと誰でも知ってますから、大丈夫です。

 

あと、緊張してしまうきっかけというものがあると思います。

視線を感じたり、言葉に詰まってしまったり

そんな時、自分の体裁に意識が向いてしまいがちです。

あがるきっかけを自分で作ってしまうわけです。

 

そういう時に、自分から意識を外すことを考えておいてください。

基本的に本来の目的のことを考えることです。

 

上手くできるかどうか?
失敗しないか?

そんなことを気にして、何か少しでもいいことがありますか?

 

ちゃんとコミュニケーションの対象と
本来の目的のことを忘れないようにしてください。

 

後は、スピーチという行為に没頭すること

 

ここはポイントです。

「行為に没頭する」

自分の体裁ではなく、行為です。

 

例えば、好きなことに没頭していることってありますよね。

 

本を読んでいたり、ゲームをしてたり
何でもいいですけど、周りが見えないくらい没頭していることです。

 

行為に没頭するということは、緊張度を高めてしまう集中とは違います。

 

本でもゲームでも何でも
何かの行為とは、その目的に対して意識が外に向いています。

 

つまり、集中度が内側に蓄積されずに、外側に発散され続けるということです。

 

なので、周りが見えないくらい何かの行為に没頭している時
というのは、本当はリラックスしている状態なんです。

 

違いが分かるでしょうか?

 

自分の体裁に意識が集中してしまうと
その集中度は内側に向いていて、逃げ場がありません。

どんどん蓄積されて、緊張度も同様にどんどんあがるということです。

 

 

ポイントをまとめます。

 

本来の目的とそのために必要なことをきちんと考えて、それを忘れない。

事前準備と練習はしっかりと。

本番は行為に没頭する。

 

という3点ですね。

 

自分がどう見られても構わないくらいの思いがいいです。

 

自分の体裁をあれこれ考えて本来の目的を遂げられないのと

緊張しようが、言葉に詰まろうが、顔が赤くなろうが
何とかして、きちんと伝えるべきことが伝える

という2つでは

後者の方が断然かっこいいと思いますし
結局、その方が質問者さん自身の評価もあがります。

 

ともかく、まずは
本当の目的をしっかりと考え直してみてください。

1件のコメント

  1. ponta より:

    少し落ち着きました
    明日、新郎父スピーチ致します。。。

    感謝

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